用途設計支援
製品に求められる動作から逆算して、磁石仕様と製造方法を検討します。
用途によって、磁界強度、安定性、形状、着磁パターン、耐食性、組立方法、必要書類は異なります。まず使用環境と要求性能を確認し、その後に材料と製造ルートを選定します。

駆動・回転トルク密度、ロータへの固定、バランス、耐熱余裕
センシング磁界の再現性、極位置、エアギャップ、校正条件
産業機器使用環境、稼働条件、耐用期間、継続供給
概要
材質グレード名だけで選ばず、システム側の制約条件から検討します。
材質グレード名だけでは、実際に機能する部品全体を説明できません。最適な仕様は、組立品の中で磁石が果たす役割と、設計段階で防ぐべき故障モードによって決まります。
01
モーター・駆動装置
小型・高トルク化や高速回転の安定性を支える、セグメント磁石、ロータ磁石、スリーブ、ボンド磁石リング、磁石組立品に対応します。
02
センサー・エンコーダ
位置・速度検出に必要な着磁パターン、安定したエアギャップ、再現性のある磁界分布、寸法管理に対応します。
03
自動化設備・ロボット
アクチュエータ、グリッパー、カップリング、直動機構、モーション制御装置向けに、特注形状の磁石と組立品を製造します。
04
エネルギー・熱関連システム
温度、腐食、稼働条件、省スペース設計、長期使用を踏まえて材料と製造方法を検討します。
05
医療機器・精密機器
清浄な取り扱い、表面状態、磁気特性の安定性、提出書類、用途別の検査条件を確認します。
06
特殊産業設備
ポンプ、磁選機、計測機器、吸着保持機構、厳しい使用環境の組立品向けに、用途に合わせた磁石を設計・製造します。
使用環境別の検討
使用環境が変われば、材料、組立方法、評価条件も変わります。

医療機器・精密機器
安定した性能、表面管理、清浄度、提出書類を踏まえて製造ルートを決定します。

産業用オートメーション
稼働条件、周囲環境、取付方法、継続供給の要件を設計に反映します。

次世代モビリティ
耐熱余裕、機械的な固定、回転バランス、磁気出力を個別ではなく一体で設計します。

モーター・モーションシステム
回転用途では、磁石、ロータ、接着剤、スリーブ、組立工程を一つのシステムとして検討する必要があります。
トルクだけで仕様を決めることはできません。温度、減磁余裕、セグメント形状、固定方法、回転バランス、表面処理、組立ギャップ、着磁、検査条件のすべてが、安定した量産品質に影響します。
- 回転数、トルク、磁界、温度の目標値
- ロータ形状と機械的な固定方法
- セグメントの寸法公差と接着層のギャップ
- 組立前着磁または組立後着磁の選択
- 回転バランス、磁界分布測定、量産評価
対応プロセス
実務的な用途検討は、五つの技術項目の確認から始まります。
これらの情報がそろうと、候補となる材料と製造方法を早期に絞り込めます。
どのような磁界・磁力が必要ですか。
吸着力、トルク、検出距離、磁界分布、磁気回路の目標値をご提示ください。
どのような環境で使用しますか。
使用温度、腐食環境、接触する流体、真空条件、清浄度、衝撃、稼働条件をご共有ください。
部品をどのように組み込みますか。
ハウジング、シャフト、接着、圧入、インサート成形、スリーブ、最終組立の手順をご説明ください。
どの項目を測定・検査しますか。
寸法、磁気特性、表面処理、外観、回転バランス、提出書類の要求事項を事前に合意します。
数量はどのように増える予定ですか。
試作で確認する事項と、金型・治具、生産能力、梱包、継続発注に必要な条件を分けて整理します。
案件について相談する
磁石を選定する前に、使用するシステムについてお聞かせください。
用途、使用可能なスペース、目標磁界または必要な力、温度、周囲環境、組立方法、年間数量をご共有ください。用途を起点に検討します。